白頭山の天池(資料写真)=(聯合ニュース)
白頭山の天池(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際社会の制裁下で外貨を稼ぐため観光業に力を入れる北朝鮮が欧州からの観光客呼び込みを狙った旅行商品を宣伝し、関心を集めている。

 北朝鮮国家観光総局が運営するウェブサイト「朝鮮観光」は19日、朝鮮国際旅行社が複数国の旅行会社と協力し、チャーター機による白頭山・七宝山地区観光を実施すると紹介した。平壌と「朝鮮の名山」である白頭山や七宝山をはじめとした地方の主要観光地を訪れ、平壌のメーデースタジアムでマスゲーム・芸術公演「人民の国」を観覧するツアーで、9月に実施される。

 朝鮮観光はこのツアーを共同で実施する中国、英国、オランダ、スウェーデン、チェコの旅行会社の連絡先と住所を記載している。

 従来の北朝鮮の外国人向け旅行商品は、隣国の中国所在の北朝鮮専門旅行会社と提携して実施するものが多かったが、今回は多くの欧州の旅行会社と手を組んだ。中国人に偏っている外国人観光客の多角化を図る狙いとみられる。

 北朝鮮国家観光総局によると、2018年に訪朝した外国人観光客は20万人を超え、このうち中国人が9割を占めた。


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