国連総会第3委員会(国連ウェブテレビより)=(聯合ニュース)
国連総会第3委員会(国連ウェブテレビより)=(聯合ニュース)
◇国連委の北朝鮮人権侵害非難決議採択 韓国も賛同 国連総会で人権問題を扱う第3委員会が15日(米東部時間)に北朝鮮の人権侵害を非難する決議を議場の総意(コンセンサス)により無投票で採択したことに関し、韓国外交部は16日(日本時間)、「わが政府は北の住民の人権が実質的に改善されるよう国際社会と共に努力していくという基本的立場からコンセンサスに加わった」と、記者団に説明した。決議案は、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の面会行事の再開と、離散家族問題を根本から解決するため人道的な協力を強化していくとした9月の南北首脳会談の合意事項をそれぞれ歓迎することを盛り込んだという。3月の平昌冬季パラリンピックに北朝鮮が初参加したことにも言及した。国連は北朝鮮の人権侵害を非難する決議を2005年から毎年採択している。 ◇正恩氏 新開発の先端戦術兵器実験を指導 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が「新しく開発した先端戦術兵器」の実験を指導したと、北朝鮮メディアが16日、報じた。朝鮮中央放送は「長きにわたり研究・開発された先端戦術兵器はわが国家の領土を鉄壁に保衛し、人民軍隊の戦闘力を強化することに大きな意義がある」と伝えた。実験は成功したという。ただ、実験した兵器については具体的に言及しなかった。◇文大統領がパプアニューギニア訪問 習近平氏と会談へ 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するためシンガポールを訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が行われるパプアニューギニアに移動する。同地で中国の習近平国家主席と会談し、朝鮮半島非核化について意見交換する計画だ。◇ソウル市 タクシーに新サービス導入  ソウル市はペット専用タクシー、女性専用タクシーなど新たなタクシーサービスの導入を推進する。「カープール」と呼ばれる自家用車の相乗りサービスがタクシー運転手の生存権を脅かすとして業界が猛反発する中、ソウル市はタクシー配車アプリなどを用いた高級タクシーの認可制は維持しながら、新たなサービスを許可することでタクシー産業に変化をもたらす方針だ。◇今月中にも慰安婦財団の取り扱い発表 女性相「立場整理された」 陳善美(チン・ソンミ)女性家族部長官は16日までに聯合ニュースのインタビューに応じ、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意に基づき設立された「和解・癒やし財団」の取り扱いについて、「政府の立場は整理された」とした上で「発表時期を調整しており、11月を過ぎないようにしたい」と述べた。財団は日本政府が10億円を拠出し、韓国政府の主導で16年7月に設立。慰安婦被害者や遺族の支援事業を行った。だが、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、慰安婦合意の検証を行った上で、10億円を韓国政府の予算で置き換え、財団の機能は事実上停止している。
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