<カーリング>“監督団のパワハラ主張”チームキム、外国人コーチの立場文公開「給与受領にも常に問題あり」
<カーリング>“監督団のパワハラ主張”チームキム、外国人コーチの立場文公開「給与受領にも常に問題あり」
2018年平昌オリンピックで“ヨンミ”シンドロームを起こした女子カーリングの韓国代表“チームキム”が内部の不条理を公開し波紋を広げる中、オリンピック当時の外国人指導者ピーター・ガラントコーチが選手の主張を支持した。

カーリング女子韓国代表チーム(平昌五輪) の最新ニュースまとめ

 スキップのキム・ウンジョン(27)をはじめ、キム・ヨンミ(27)、キム・ギョンエ(24)、キム・ソンヨン(25)、キム・チョヒ(22)で構成されたチームキムは15日、ソウル市内で記者会見をおこない、自身らの思いを改めて訴えた。

 彼女たちは会見で「監督団が家族で構成されていて、多くの問題が発生している」としながら、「1~2か月を待てば、1年待てば変わるだろうと期待したが変わらず、要請文を発表することになった」と背景を説明した。

 この日、選手はオリンピックで自身らを支援したピーターコーチの立場文も公開した。選手によると、ピーターコーチは平昌オリンピック銀メダル獲得の功臣だった。「訓練はほとんどをピーターコーチとおこなった。キム・ミンジョン代表監督(37)はマスコミの統制など競技など外的な仕事をしていた。むしろピーターコーチとの交流の方が多かった」と告白した。

 ピーター氏はまず「2016年にチームキムのコーチとして合流した。チームキムと共に仕事をしたことは良い経験だった」としながら、「チームキムはとても献身的な選手たちだった。彼女たちがオリンピックで銀メダルを獲れたことにとても(気持ちが)満たされた」と縁を紹介した。続けて監督団と選手間の不仲を見守った見解を述べた。

 ピーター氏は「だが、メダルを獲るまでには多くの苦難があった。それは指導部から引き起こされた不必要な難関だった。私はチームキムと指導部(キム・ギョンド副会長と彼の娘キム・ミンジョン監督、キム会長の婿チャン・バンソク監督)の仲が悪化したのが分かった」と話した。続けて、自身が不当だと感じた例を紹介した。

 ピーター氏は、■指導部との疎通が成されていなかった。私がEメールを送っても、たまにしか返信が来なかった■給与受領には常に問題があった。2017年4月の給与は9か月後にやっと受け取れた■訓練やツアーなどに参加するスケジュールは常に最終段階でしか共有できなかった。そのため、たびたび思わしくない宿舎に泊まらなければならなかった■キム・ミンジョン監督はヘッドコーチとしての待遇を受けたがっていたが、選手よりもカーリングに対する専門性に劣っていた■個人的にメディアインタビューの要請があった場合、キム・ミンジョン監督に別途相談すると、(父親である)キム・ギョンドゥ元大韓カーリング競技連盟副会長(62)に関する内容を話すよう言われた、と主張した。

 ピーター氏はまた「オリンピック以降、チームキムがグランドスラム大会に出場することを期待したが、たったの1度も国際大会に出場しなかった。世界最高レベルのチームが競技に臨めないにはとても失望的なこと」とし、「チームキムの世界ランクは落ち続けている。再び、最高レベルに戻るには多くの費用と努力が必要だ。それは恥ずべきこと」と伝えた。


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