サムスン電子は米サンフランシスコで開いた開発者向け会議で折り畳み式スマホ向けのディスプレーを公開した(同社提供)=(聯合ニュース)
サムスン電子は米サンフランシスコで開いた開発者向け会議で折り畳み式スマホ向けのディスプレーを公開した(同社提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスン電子が来年3月末に折り畳み(フォルダブル)式スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーF(仮称)」を、これに先立ち同年2月に新型フラッグシップスマホ「ギャラクシーS10」をそれぞれ発売する目標を掲げ準備を進めていることが12日、業界関係者の話で分かった。 また、「ギャラクシーS10」のモデルのうち第5世代移動通信システム(5G)に対応した製品も発売されるという。 同社のITモバイル(IM)部門トップの高東真(コ・ドンジン)社長は8日(現地時間)、米サンフランシスコで韓国記者団に対し、「来年上半期にフォルダブルを必ず発売する」と明らかにした。 業界関係者は「サムスン電子が社内で3月末の発売を目標に折り畳み式スマホを準備しているだけに、来年2月のモバイル・ワールド・コングレス(MWC)で公開する可能性が高い」との見方を示した。ただ、初めての製品であるため、生産能力などにより日程が変更される可能性があると伝えた。 また「ギャラクシーS10に、5Gに対応したアプリケーションプロセッサー(AP)が初めて入る」とし、折り畳み式スマホは新製品であるため、安定性の問題から初の5G対応製品はギャラクシーS10になるとの見通しを示した。 折り畳み式スマホがMWCで公開されるとすれば、ギャラクシーS10はMWCではなく、来年1月か2月の初めに公開される可能性が高い。 折り畳み式スマホの価格は決まっていないが、200万ウォン(約20万円)に迫ると予想され、市場に定着するための課題になるとみられる。 一方、同じく折り畳み式スマホを準備しているLG電子は来年1月に開催される世界最大の家電見本市「CES」で製品を公開するとみられる。今月初めに折り畳み式スマホ向けディスプレーを公開したサムスン電子より発売が数カ月遅れるとみられる。中国の華為技術(ファーウェイ)は来年6月に5Gに対応した折り畳み式スマホを発売するとの方針を明らかにしている。 サムスン電子の折り畳み式スマホは広げた時は7.3インチ、折り畳んだ時は4.6インチで、畳んだ時に使用する小型のディスプレーが外側についている。
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