トッポッキ(資料写真)=(聯合ニュース)
トッポッキ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のトック(餅)やトッポッキ(餅の甘辛炒め)が、新たな韓流商品として海外への輸出が急増している。 韓国農水産食品流通公社(aT)は11日、昨年のトックの輸出額が前年比29%増の1565万ドル(約17億7000万円)だったと明らかにした。 年度別のトックの輸出額は2013年が635万ドル、14年が715万ドル、15年が888万ドルだった。昨年の輸出額は、13年からの5年間で147%増加した計算になる。 また、同期間の輸出量は4931トンから7851トンに60%増加した。 aTは、輸出初期には海外同胞を中心に販売されていたトックやトッポッキが、グローバル市場で現地化に成功していると説明した。 トックは欧州、米国などでのグルテンフリーブームに乗り、健康食品として注目されている。トッポッキは韓流ブームにより日本、中国、東南アジアなどで人気が高い。 企業の研究開発や事業効率化への努力も成長に寄与した。 京畿道華城市の正南農協のトックブランド「ディディルヒャン」は、蒸し器で蒸し上げる伝統製法で食感を生かし、海外でしゃぶしゃぶ用やパスタの代用品として人気を集めている。 米国ではトッポッキがコリアンタウンを中心に人気商品として浮上したほか、ベトナムでもトッポッキやキンパ (韓国式のり巻き)、ラーメンを出す飲食店が続々と開店しており、今年ホーチミンにオープンしたコンビニエンスストア大手、GS25の1号店では開店当日に韓国風トッポッキを300個以上売り上げた。 日本への昨年のトッポッキ輸出額は6743万円で、前年の2000万円から337%以上増加した。 韓国での昨年のトック類の小売市場規模は1122億ウォン(約113億円)で、前年(1043億ウォン)比8%増加し、13年の629億ウォンと比べると5年間で78.3%増加した。 aTは「レトルトのトッポッキ製品が増えたことで販売が増加した」と分析した。 昨年の製品別販売額は、トッポッキ用トックが777億ウォンで全体の69%を占め、トックク(韓国の雑煮)用のトックが24.4%、その他トック類が6.3%だった。
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