文大統領の支持率が前週比急上昇した(コラージュ)=(聯合ニュース)
文大統領の支持率が前週比急上昇した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】調査会社の韓国ギャラップが21日に発表した世論調査結果によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ11ポイント上昇した61%だった。不支持率は9ポイント下落の30%。

 調査は18~20日、全国の成人1001人を対象に実施された。

 同社は「大統領の支持率が上昇したのは、調査期間中に平壌で今年3回目の南北首脳会談が行われた影響とみられる」と説明した。

 文大統領の支持率は、今年4月27日に行われた南北首脳会談と板門店宣言の発表直後にも、直前の調査に比べて10ポイント上昇した。

 今回の調査で文大統領を支持する理由は「北朝鮮との関係改善」(26%)が最も多く、「南北首脳会談」(14%)、「対北朝鮮・安全保障政策」(12%)、「外交」(8%)、「最善を尽くしている・頑張っている」(5%)などの順だった。

 不支持の理由は「経済・民生問題の解決不足」(44%)が最多だった。続いて「対北関係・親北傾向」(14%)、「最低賃金引き上げ」(7%)、「不動産政策」(4%)などが挙げられた。

 年代別では、50代と60代以上で8月第5週から先週まで3週連続で不支持が支持を上回っていたが、今回の調査で逆転した。

 北朝鮮が南北首脳会談の合意内容を履行するかどうかに対する肯定的意見は49%、否定的意見は35%だった。

 また、南北統一の時期について「10年後ごろに徐々に行われなければならない」とする意見が65%で最も多く、「早急に行われなければならない」が19%、「統一されない方がよい」は12%だった。

 政党支持率は与党「共に民主党」が前週比6ポイント上昇の46%、最大野党「自由韓国党」が同2ポイント上昇の13%、「正義党」が同2ポイント下落の10%、「正しい未来党」が同4ポイント下落の4%、「民主平和党」はほぼ横ばいの1%だった。


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