【ソウル聯合ニュース】リッパート駐韓米国大使が3月にソウル市内で襲撃され負傷した事件で、殺人未遂などの罪で起訴された金基宗(キム・ギジョン)被告について、国家保安法違反の罪が追加された。 ソウル地裁は22日、金被告の公判の控訴状に国家保安法違反の罪を追加する内容の検察の控訴状変更申請を承認した。 検察は「金被告が『韓米合同軍事演習は北侵戦争演習であり中断すべきだ』とする北の立場に同調し、米大使に危害を加えた」と指摘。その上で、家宅捜索の結果や捜査記録などを踏まえると、北朝鮮の主張に積極的に呼応した金被告には国家の存立を脅かした罪があると説明した。 金被告の弁護士は「弁論終了を控えた時期に、突然公訴状の変更を申請した理由が分からない」として、不当な公訴権乱用だと主張したが受け入れられなかった。 金被告は3月5日、ソウル市内の講演会会場でリッパート大使を刃物で切りつけ、現場で身柄を拘束された。 金被告はほかに殺人未遂、外国使節暴行、業務妨害の罪に問われている。 次回公判は8月10日に開かれ、9月中旬に判決が言い渡される。 sjp@yna.co.kr
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