韓国映画史を塗りかえた大ヒット映画『王の男』。12月9日、同映画の日本公開初日を迎え、舞台挨拶が行われた。
今回は、王を虜にする美貌の芸人“コンギル”役のイ・ジュンギ、王の愛妾でコンギルにライバル心を燃やす“ノクス”役のカン・ソンヨンが来日。会場である東京・新宿ガーデンシネマの舞台挨拶は、高倍率をくぐり抜けてチケットを勝ち取った女性ファンで満席となった。

カン・ソンヨン の最新ニュースまとめ

この日、イ・ジュンギは黒のシャツにロング丈のジャケットというシックな装い。カン・ソンヨンは“ノクス”とはまったくイメージの違う清楚なゴールドベージュのワンピース姿で登場。初回の上映直後とあって、興奮冷めやらぬ会場からは、2人が現れたとたんに歓声が。舞台に上がった2人は、「ハジメマシテ。ワタシハ、『王の男』デ、“コンギル”ヤクノ、イ・ジュンギデス」「コンニチワ。ワタシハ、カン・ソンヨンデス」と、それぞれ日本語で挨拶するなど、にこやかに舞台挨拶がスタート。また、韓国大ヒット映画『王の男』にあやかりたいと、映画『転校生』(来年公開予定)で初主演を努めた新人女優・蓮佛美沙子が花束を持って駆けつけ、2人にエールを送った。

-初日を迎えたご感想は?
イ・ジュンギ「今日、こちらにいらしている皆さんは、日本で初めての観客になるわけですが、こうして集まってくださって、心から感謝いたします。『王の男』は、韓国で多くの人たちに愛された作品ですので、日本でも多くの方に観てほしいですね。また、この作品をきっかけに、両国の交流が益々さかんになればと思います」
カン・ソンヨン「こうして、韓国に近い国である日本の皆さんにお会いできて嬉しいです。韓国の人たちに愛されたのと同じくらい、日本の皆さんにも応援していただきたいです。皆さんの心に、深い感動が残ってくれたらと思います。」

-イ・ジュンギさんは映画『初雪の恋~ヴァージン・スノー』のために日本滞在していらっしゃいましたが、日本語はどうですか?好きな日本語は?
イ・ジュンギ「日本語は、共演した宮崎あおいさんに遊びながら教えてもらったりもしましたが、韓国で勉強していました。一番好きな日本語は、“若い時の苦労は買ってでもしろ”です(会場爆笑)。この言葉は韓国にもあって、もともと好きだったので、日本に来て最初に調べました」

-蓮佛さんは、『王の男』をご覧になっていかがでしたか?
蓮佛美沙子「物語に奥深さを感じました。映像も非常にきれいで、何度でも観たい映画ですね」

-実物のイ・ジュンギさんとカン・ソンヨンさんにお会いになったご感想は?
蓮佛美沙子「映画の中のお2人が非常にキレイだったので、今日はドキドキしていました。お会いできてとても嬉しいです」

-(イ・ジュンギ、カン・ソンヨンに) 蓮佛さんお会いしたご感想と、最後に一言お願いいたします。
イ・ジュンギ「(日本語で)ヤッパリカワイイデスネ。蓮佛さんには、『王の男』を観てくださった観客の1人として、とても感謝しています。そして今日、この場に来て下さった皆さんにも、もう一度、心からお礼を申し上げます。皆さんが常に幸せに包まれていれば嬉しい。これからも度々お会いできればと思います」
カン・ソンヨン「蓮佛さんの感動が私にも伝わって来て、とても嬉しいです。口コミでその感動を広めてもらって、『王の男』のファンが増えたら嬉しいですね。」

映画『王の男』(監督:イ・ジュンイク)は、韓国史上最悪の暴君と呼ばれた王・燕山君(チョン・ジニョン)と、王を魅了する2人の芸人、チャンセン(カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギ)の、激しく悲しい運命を描く。
物語は16世紀初頭。朝鮮王朝時代の王・燕山君(ヨンサングン)は、身分の低い愛妾を宮中に連れ込み放蕩三昧。都を訪れ、その噂を耳にした旅芸人のチャンセンとコンギルは、仲間と共に王を皮肉る劇を演じ、人気を博す。しかし、評判を聞きつけた王の側近によって、不敬罪で宮廷に連行され、王の前で問題の芸を披露し、王が笑えば無罪、そうでなければ死罪という難題を突きつけられる。コンギルの機転で見事、燕山君は破顔一笑。一行を気に入った王の計らいで、彼らは宮中お抱えの芸人となるのだが…。

『王の男』は新宿ガーデンシネマ[新館]、恵比寿ガーデンシネマ他、全国にて公開中。



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