国際観艦式のリハーサルの様子(海軍提供)=(聯合ニュース)
国際観艦式のリハーサルの様子(海軍提供)=(聯合ニュース)
◇韓国・済州島で国際観艦式開幕 日中は艦艇派遣せず  韓国南部・済州島の海軍基地で10日、「2018韓国海軍国際観艦式」が始まった。14日までで、46カ国・地域の海軍代表が参加する。開催規模は過去最大となる。当初は日本も海上自衛隊の艦艇1隻を海上パレードに派遣する予定だったが、旭日旗(自衛隊旗)の掲揚を巡るあつれきを受けて派遣を見送った。艦艇1隻を派遣する予定だった中国も、自国の事情を理由に不参加を表明した。◇韓国外相 北朝鮮への独自制裁解除を「検討中」 康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は国会の国政監査で、北朝鮮に対する独自制裁措置の解除について、「関係官庁と検討中」と述べた。韓国は北朝鮮による2010年3月の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、同年5月24日から南北経済協力などを禁じた独自制裁措置(5・24措置)を実施している。 ◇文大統領 飲酒運転への処罰強化を指示 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、飲酒運転による事故は過失ではなく殺人行為だと述べて処罰を強化するなどの対策を設けるよう指示した。また、文大統領は飲酒運転の再犯率が非常に高い点を強調。昨年の統計によると再犯率が45%、3回以上の再犯率も20%に上るとして、初犯だとしても処罰を強化し事後教育期間を延長するなど、再犯防止のための対策をさらに強化すべきだとの考えを示した。 ◇韓国国会 国政監査スタート 国会は10日、政府機関などに対する今年の国政監査を開始した。29日までで、14の常任委員会が計734の機関を対象に行う。情報委員会など三つの兼任常任委員会は19機関を対象に、30日から11月7日まで実施する。与党「共に民主党」は朝鮮半島の平和定着に向けた政府・与党の取り組みをアピールするとともに、経済・社会の革新などを強調し、改革政党のイメージを明確にする方針だ。一方、野党は「所得主導型の成長」など文政権の経済政策や対北朝鮮政策の問題点などを追及する構えだ。◇北朝鮮と米国 首脳会談の議題巡り駆け引き激化へ トランプ米大統領が、2回目の朝米(米朝)首脳会談が11月6日の中間選挙後に開催されるとの見通しを示したことにより、北朝鮮非核化と米国の相応の措置など、首脳会談の議題を巡り激しい駆け引きが予想される。外交筋の間では、トランプ氏の発言は中間選挙に集中する意図と合わせ、時間に追われた拙速な合意には応じないという意志表示だとの解釈も出ており、徹底した計算が求められる非核化と相応の措置の取引を時間をかけて行おうとする意図がうかがえる。◇新韓金融グループの採用不正 会長が令状審査に出席 新韓金融グループがグループ会社の採用過程で役員の子女を優遇したとの疑惑を受け、新韓金融持ち株会社の趙ヨン炳(チョ・ヨンビョン)会長がソウル東部地裁で開かれた逮捕状発付の可否を決める令状審査に出席した。地裁に到着した趙氏は、取材陣の質問に一切答えずに法廷に向かった。検察は、趙氏が新韓銀行頭取を務めていた2015年3月から17年3月にかけて、同行の元人事部長(起訴済み)らと共謀して採用不正に関与したとみている。
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