国際観艦式のリハーサルの様子(海軍提供)=(聯合ニュース)
国際観艦式のリハーサルの様子(海軍提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南部・済州島の海軍基地で10日、「2018韓国海軍国際観艦式」が始まった。14日までで、46カ国・地域の海軍代表が参加する。開催規模は過去最大となる。

 観艦式のハイライトとなる11日の海上パレードには、米原子力空母「ロナルド・レーガン」をはじめとする海外12カ国の艦艇17隻と韓国海軍艦艇24隻の計41隻、航空機計24機が参加する。

 当初は日本も海上自衛隊の艦艇1隻を海上パレードに派遣する予定だったが、旭日旗(自衛隊旗)の掲揚を巡るあつれきを受けて派遣を見送った。韓国側は、旧日本軍で使われ多くの国民が強い反感を持つ旭日旗の掲揚自粛を求めたが、日本はこれを受け入れなかった。艦艇1隻を派遣する予定だった中国も、自国の事情を理由に不参加を表明した。

 海上パレードは、座乗艦(大統領が搭乗する艦)となる揚陸艦「日出峰」とともに国民参加団が乗る試乗艦「独島」と「天子峰」が航行し、国内外の艦艇が反対方向に進みながら敬礼する形で行われる。

 参加する46カ国・地域の代表団は米海軍太平洋艦隊司令官、インドネシア海軍参謀総長、ロシア海軍司令官ら参謀総長クラスの19人と代表将官27人からなる。代表団は済州島内のホテルで12日に開催される「西太平洋海軍シンポジウム」などにも参加する。

 海上パレードに参加しない日本は、同シンポジウムに海上自衛隊トップの村川豊海上幕僚長を含む6人の代表団を派遣する。中国も、艦艇の参加は見合わせるが代表団は派遣する。

 韓国での国際観艦式開催は1998年、2008年に続き3回目。


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