記者会見する任大統領秘書室長=10日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見する任大統領秘書室長=10日、ソウル(聯合ニュース)
◇南北首脳会談への同行を野党代表らに要請へ 大統領府 任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は10日、文喜相(ムン・ヒサン)国会議長、国会外交統一委員会の姜碩鎬(カン・ソクホ)委員長、与野党5党の代表など9人に対し、平壌での南北首脳会談(18~20日)に同行するよう要請すると発表した。任氏は超党派による訪朝プランについて、「国会が協力してこそ、南北間の交流協力が安定的に進められるという話が多かった」とし、「国会外交統一委を中心に、国会の重要性はいくら強調してもしすぎることはない」と話した。ただ、保守系最大野党「自由韓国党」などが要請に応じるかどうかは不透明だ。◇安倍首相に訪朝結果説明  文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団の一員として5日に北朝鮮を訪問した情報機関、国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長が日本の安倍晋三首相に訪朝結果を説明した。徐氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の非核化に向けた意思を伝え、これを土台に朝米(米朝)間の対話が再開できるよう日本側の協力を求めたとされる。安倍首相は冒頭、徐氏が訪朝から間もないうちに日本を訪問したことに対して謝意を示し、文在寅政権発足後、両国関係がこれほど緊密になったことを世界に知らせる良い機会だと述べたという。◇MERS感染拡大防止へ 接触者を監視  ソウル市は、約3年ぶりに国内で確認された中東呼吸器症候群(MERS)の感染者と同じ飛行機に乗っていた搭乗客などの「臨床接触者」439人のうち、ソウル居住者は172人だと明らかにした。同市はこれらの接触者に対し個別にモニタリングを行い、感染拡大の防止に全力を挙げる方針だ。◇中国内の北朝鮮レストランが続々と営業再開か 関係改善受け  中国当局の措置で閉鎖に追い込まれた同国内の北朝鮮のレストランが朝中(中朝)関係の改善などを受け、営業再開またはその準備をしていることが10日までに分かった。現地の消息筋は「国連安全保障理事会の制裁決議に基づき、中国が今年初め、同国内の北朝鮮企業に閉鎖を命じ北朝鮮レストランが閉鎖されたが、今年上半期だけで朝中首脳会談が3回も開かれるなど、朝中関係の急速な回復が北朝鮮レストラン再開という形で表れている」と説明した。◇文大統領の支持率53.5% 5週連続最低に 韓国の世論調査会社リアルメーターが発表した調査結果によると、文在寅大統領の支持率は前週に比べ1.7ポイント下落した53.5%だった。同社の調査で5週連続して就任後最低を更新した。不支持率は0.5ポイント上昇の40.5%だった。同社は「不動産対策への反発などで(支持率の)下落傾向が続いたが、今年3回目の南北首脳会談開催確定に関する報道や、中国と日本に(特使団の訪朝結果を説明する)特使を派遣するニュースが伝えられた7日には多少回復した」と分析した。
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