インタビューに応じるソン・イェジン=(聯合ニュース)
インタビューに応じるソン・イェジン=(聯合ニュース)
歳を取ることを気にしてたら女優はやってられません。いつまでもヒロインを演じられるわけではないですからね」――。映画「私の頭の中の消しゴム」(2004年)などで日本でも人気の女優ソン・イェジン(29)が新作映画「不気味な恋愛」(原題)に合わせて行ったインタビューで胸の内を明かした。
 次々と新星が現れる芸能界。特に韓国社会では歳を取った若手女優のイメージチェンジが難しい。「女優のしわを見る韓国社会の目は厳しいですね。男優さんなら、深みが出たということになるのですが……」

ソン・イェジン の最新ニュースまとめ

 不思議と実際の年齢よりも上の役をすることが多かったからこそ、悩みが深いのかも知れない。ペ・ヨンジュンと共演した2005年の映画「4月の雪」と、2006年のドラマ「恋愛時代」では30代の女性を演じた。
 それが今回の「不気味な恋愛」はロマンチックコメディ。霊を見ることができる能力を持つ20代女性を演じることになった。「食べ物の管理やトレーニングもして頑張っています」と意気込みを語る。
 ソン・イェジンと言えば、映画「ラブストーリー」(2002年)や「私の頭の中の消しゴム」で代表されるような清純派のイメージが今でも強い。実際は映画「ナンパの定石」などで開放的な女性も演じているのだが。
 「初恋というイメージが強いようです。本当は清純というイメージから脱皮したいのですが」と話す。
 今回の映画は、そのイメージを打ち消す好機なのかもしれない。「年齢を重ねても演技ができるよう練習しています」と話す。
 これまで多くの男優と共演してきたソン・イェジン。誰と最も息が合ったのかが気になる。「ほとんどの方と楽しくお仕事をさせていただきました。『妻が結婚した』のキム・ジュヒョクさんは、とんでもないキャラクターを素晴らしい役にしてくれました。『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンさんとは気が合いました」
 「不気味な恋愛」では映画「TSUNAMI-ツナミ-」(2009年)などで人気を上げた俳優イ・ミンギと共演する。「ミンギさんは意外にまじめで、落ち着いていました。男性として磨きがかかっている段階のようです」と笑った。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0