【ソウル聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)首相は19日の国会政府質問で、韓米自由貿易協定(FTA)に伴う被害補償について、「農業、漁業従事者の保護対策については別途協議しており、前向きに検討している」と述べた。
 被害支援の規模を22兆1000億ウォン(約1兆5000億円)から1兆ウォン程度増やす方向で協議しており、追加の補償策も検討中だとして、政府の取り組みを強調した。
 民主党が提案している再交渉については、「韓米FTAを実施するなという主張にほかならず不可能だ。事実上破棄せざるをえない」との考えを示した。
 さらに、「批准案の処理が遅れれば来年1月1日の発効に支障が出る。できる限り10月中に処理したい考えだ」と与野党の協力を促した。

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