【ソウル聯合ニュース】中国が今後、北朝鮮・羅先経済特区に電力を供給することが13日までに分かった。北朝鮮問題に詳しい消息筋が明らかにした。
 同消息筋によると、6月8日に羅先で開かれた羅先市と中国・吉林省との第2回経済委員会会議で、両国が電力供給事業で合意した。中国側の複数の関係者から確認したという。北朝鮮側は張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党行政部長、中国側は陳徳銘商務相が合意文に署名した。
 羅先特区への電力供給事業は、吉林省・琿春~北朝鮮北東部の羅津間の高圧配電整備と羅先火力発電所建設の二つ。高圧配電整備はすでに設計が終わった段階で、間もなく工事が始まる。一方、火力発電所は具体的な内容を詰めているという。
 韓国の民間シンクタンクの研究員は「電力は羅先開発の核心。中国と電力供給問題で合意したのなら、羅先特区が成功する可能性は高まった」と話す。

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