スペインを出発しシンガポールに向け運航していた「韓進天津」は、海賊が21日午前5時15分ごろソマリア東沖460マイル(約740キロメートル)地点で同船舶を乗っ取ろうとした。これに対し、船員は船内の避難所に緊急待避して拉致危機を免れた。
その後、救助要請を受けた韓国軍清海部隊所属の部隊員らが船舶に乗り込み確認した結果、船員全員の安全が確認された。到着当時、海賊はすでに逃走していたと伝えられた。
韓進海運の関係者は「乗組員の健康に異常はない」といい、船体は海賊の銃器攻撃で軽微な被害を受けたがエンジンや操舵施設や貨物などにはまったく異常がないという。同船舶はシンガポールを経由し中国の上海に入港する予定。
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