白リョン島内で訓練中の水陸両用装甲車=30日、白リョン島(聯合ニュース)
白リョン島内で訓練中の水陸両用装甲車=30日、白リョン島(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】韓国軍と米国軍による黄海での合同軍事演習最終日の1日、両軍は艦艇に食糧や弾薬など軍需物資を供給する機動軍需訓練、空母護送作戦を実施する。午後のうちにすべての訓練を終える予定だ。
 合同演習は先月28日に開始。米第7艦隊所属の原子力空母ジョージ・ワシントン(9万7000トン)、韓国海軍のイージス艦「世宗大王」など10隻余りの両軍艦艇が黄海に集結した。演習初日には仁川・延坪島で砲声が聞こえるなど、北朝鮮の砲撃兆候がとらえられ、現地住民が緊急避難する事態も発生した。
 翌29日には、両軍イージス艦と戦闘機を動員した対空防御訓練、両軍艦艇の武器体系と戦術で侵入した敵を迎え撃つ海上自由攻防戦、ジョージ・ワシントンに搭載した戦闘機で仮想目標物を射撃する空母強襲作戦などが始まった。30日には、大量破壊兵器(WMD)の積載が疑われる北朝鮮船舶を封鎖、検査する訓練を実施した。
 演習は、通常海上演習が実施される全羅北道・群山沖の於青島、忠清南道・泰安半島沖の格列飛列島付近などで、24時間の高強度で進められた。軍当局は、演習後も北朝鮮の挑発に備え、監視体制「ウォッチコン(ウォッチ・コンディション)」を2段階に据え置くなど、警戒態勢を維持する方針だ。

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