第1工場内では、会社管理側と組合員らがいたるところでにらみ合っている状態(労組提供写真)=20日、蔚山(聯合ニュース)
第1工場内では、会社管理側と組合員らがいたるところでにらみ合っている状態(労組提供写真)=20日、蔚山(聯合ニュース)
【蔚山21日聯合ニュース】現代自動車蔚山工場で非正規雇用者の労働組合によるストライキが長期化し、今週から生産損失が1000億ウォン(約73億円)台をはるかに上回る見通しだ。
 現代自はストライキ1週間目の21日、蔚山第1工場では現在までに車両7732台の生産に支障が生じ、903億ウォンの生産損失(売上高損失)が発生したと明らかにした。
 第1工場では「ベルナ(海外名アクセント)」新旧モデルと「クリック」を生産している。なかでも新型「アクセント」は新発売の時期と重なり、打撃が少なくないという。
 スト開始までは1日10時間勤務に残業もあったが、すべて中断された状態だ。このため1日の生産損失はおおむね200億ウォンに達すると推定され、22日には損失合計が1000億ウォンを上回ると予想される。非正規雇用者労組のストは2006年以来4年ぶりで、生産損失規模も過去最大となる。
 蔚山工場非正規雇用職労組は15日から、非正規雇用者の正規雇用転換に向けた賃金・団体交渉を会社側に求め、ストライキを開始。組合員550人(労組主張、警察推計約420人)が工場内に立てこもっている。

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