制作報告会に出席したキム・テヒ=19日、ソウル(聯合ニュース)
制作報告会に出席したキム・テヒ=19日、ソウル(聯合ニュース)
韓国女優キム・テヒ主演映画『グランプリ』の制作報告会が19日、ソウル市内の映画館で行なわれ、ヤン・ユノ監督と主要キャストが顔をそろえた。

キム・テヒ の最新ニュースまとめ

 キム・テヒは、以前は観客数や視聴率を意識していなかったが、ドラマ『IRIS~アイリス~』の大ヒットで欲が出てきたという。作品の撮影が終わるとのんびりと過ごすことが多かったが、今回は緊張し、心配もしていると語るなど、主演映画の興行に対するプレッシャーと欲を隠さず示した。

 キム・テヒ演じるヒロイン・ジュヒは、レース中の事故で騎手としての自信を失い、すべてをあきらめ済州島を訪れる、そこで自分と似た痛みを持つウソク(ヤン・ドングン)と出会い、励まされ再び走る勇気を得て、年間最強者を選ぶ大会に出場する。

 男性キャストより比重の大きい作品は今回が初めてだというキム・テヒは、予想以上のプレッシャーがあったと打ち明けた。これまで以上に役に対する分析にも力を入れ、多くの女性騎手と会い、どのように考えて暮らしているのか直接話を聞いたという。「動物と一緒の職場で働く人は、ピュアできれいな心を持っていると思う。その部分を表現しようと努力した」と語った。

 撮影前には乗馬が恐かったが、幸い落馬したことは一度もなかったという。4~5か月の間、馬と過ごしているうちに魅力を感じるようになり、今後も乗馬を続けたいと話した。

 最も輝いた瞬間はいつかという質問には、「わたし自ら輝いたと思うことなく、過ごしてきた。いま振り返ってみると、大切で幸せな瞬間だったと気づく。今後はそんな瞬間を逃さず、100%感じたい」と答えた。

 キム・テヒの相手役は当初、イ・ジュンギだったが、軍入隊のためヤン・ドングンに変わった。ことし3月に軍を除隊したヤン・ドングンは、これが復帰作となる。ヤン・ドングンは「入隊前は、”働きたくない””(役者を)辞めるべきじゃないか”と思っていたのに、演技への”欲望”と言ってもいいほど、軍隊ではとにかく仕事がしたかった」と話した。

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