撮影に臨むイ・ジュンギ(右)とユン・ソイ=16日、ソウル(聯合ニュース)
撮影に臨むイ・ジュンギ(右)とユン・ソイ=16日、ソウル(聯合ニュース)
イ・ジュンギユン・ソイ主演のMBC新ドラマ『ヒーロー』の撮影現場が16日に公開された。イ・ジュンギはドラマで、韓国最大企業の数々の悪事をあばいていく”三流”新聞社記者のチン・ドヒョクを演じる。

イ・ジュンギ の最新ニュースまとめ

 ヒロインには当初、キム・ミンジョンがキャスティングされていたが、ドラマ『ストライクラブ』の撮影中に負った肩のけがが悪化し、3日に降板した。代わってユン・ソイが警察大学をトップで卒業した強力班長、チュ・ジェインを演じることになり、このため11日に予定されていた初放送は18日に延期された。

 イ・ジュンギはヒロインが交代したことに対し、「率直に言って大変で混乱した。平気だったと言えばうそになる」と隠さずに打ち明けた。ただ、ユン・ソイが難しい決断をして事態を早期に収拾でき幸いだったといい、「ある意味ではもっと良いドラマを作るきっかけになったと思う」と話した。ユン・ソイは体力もありアクション演技もでき、現場をリードする原動力になっており、おかげで自分も力を出していると褒めた。

 ともに撮影に入っていたユン・ソイも、ヒロインの撮影分がたくさん残っており、忙しく撮影しているといい、そのためにキャラクターを表現する上で抜け落ちているところがないか心配だと話した。一日に3~4時間しか寝られないが、短い睡眠に慣れ、今のところ体力には問題ないという。

 一方、イ・ジュンギは本当の記者だったら社会の不条理を突き止める社会部記者をしてみたかったと明かし、役作りのために新聞のコラムや記事を読んでいると話した。子どもに対する性的暴行事件を読んで本当に腹が立ち、監督にドラマでこうした事件を扱うよう建議したものの、監督は被害者がもっと傷を負いかねないと答えたという。「ドラマには登場しないが、そんな事件を見るたびに義きょう心でむらむらと腹が立つ」と真剣な面持ちで語った。
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