お笑いタレントのヘリョン　日本語学習書を出版

日韓で活動する韓国お笑いタレントのヘリョンが、日本語で笑いを取るまでに実力を伸ばしたノウハウをまとめた日本語学習書を出版した。ヘリョンは出版に当たり、「わたし自身も日本で日本語を話しながら番組に出演するとは想像もできなかった。日本で失敗しても自分には日本語と良い経験が残るという思いで不安をなくした」とコメントしている。
学習書では、文法の勉強に熱中しすぎないようにアドバイスしている。「これは本です」のような形の文法を勉強していては、日本進出はおろか日本語の勉強も続けられないのでは、との思いから文法の本は使わなくなったという。「その代わりに文章を単語のように丸ごと暗記する方法で勉強した」とコツを披露した。

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こうした考えを基にした学習書では、すぐに実践できる日本語学習の要領を伝授している。相づちや飲み会、ショッピングなど各シーンでの表現をベスト10形式で紹介し、実生活で頻繁に使われる文章を特有のユーモアを交え紹介した。また、「自分の声で録音する」「日本語はコメディアンのように」など、ヘリョンが体得した勉強の要領や日本文化体験談も載っている。

ヘリョンは2005年に家族で日本を旅行後、日本進出を決心した。当時の日本語レベルはひらがなを区別できる水準。その後、本格的に日本語を習い始め2006年にTBSの＜クイズ！日本語王＞で日本進出を果たす。これまでTBSの＜サンデー・ジャポン＞などに出演したほか、来年からはNHKの＜ジャパン通リスト＞で司会を務める予定だ。