【ソウル7日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領の実兄の李相得(イ・サンドゥク)ハンナラ党議員が、日本との経済協力拡大に向け本格的な外交活動に乗り出した。
 李議員は7日、聯合ニュースの電話取材に対し、国会外交通商委員会の駐日韓国大使館に対する国政監査を兼ねて9日に日本を訪問すると明らかにした。訪日期間中は韓国に関心を持つ日本の中小企業代表らと非公式で面談し、日本企業の韓国投資における問題点について意見を聞き、両国間の経済交流に向けた方策も講じる。今後も日本の経済関係者らと直接、コミュニケーションを取る方針だという。

 また、国内外の金融不安と関連し、「日本は現在、金融面で最も堅実なだけに、日本側と協力策を模索すべきだ」とし、今回の訪日で韓国経済回復に向けた解決策を探ると説明した。

 韓日議員連盟会長を務める李議員は今後、議員外交にも積極的に乗り出す意向を示した。連盟では幹事長の人選をめぐり内部で溝があったが、先ごろ民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)議員を幹事長に内定し、これから常任委員の構成など早期に本格的な体制を整える見通しだ。これに関連し李議員は、「日本が総選挙を控えているため本格的な議員外交は展開できないが、年末ごろに韓日議員連盟総会を開催できるだろう」と見通しを示した。また、日本とは民間交流は活発だが、政治家らとは常に歴史教科書や独島問題をめぐり摩擦があったとし、今後の対日外交の焦点を経済協力に合わせると強調した。

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