【ソウル4日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領の実兄、李相得(イ・サンドゥク)国会副議長の次期韓日議員連盟会長就任説が浮上している。韓日議員連盟会長は与党議員が務めるという慣例上、第17代国会では統合民主党の文喜相(ムン・ヒサン)議員が会長を務めたが、第18代では政権交代によりハンナラ党幹部議員にバトンが渡されることになる。このため李副議長に視線が注がれている。
 李副議長側関係者は4日、聯合ニュースの電話取材で、最近、李副議長に対し、多くの知人らから韓日外交協力のために次期韓日議員連盟会長職に就くべきだと勧めがあると話した。党内外でも、日本の政治家らとの交流も多い李副議長は、国内政治での立場や経歴などからも、韓日議員連盟会長に適任だという評価が少なくない。1月に大統領特使として日本を訪問して以来、韓日両国間の経済協力に関心を示している李副議長は、韓日経済協力関連事項については自身が直接手がけるという意思を示している。1月の訪日の際には、福田康夫首相から韓日議員連盟の実質的復元と活発な交流に力を入れてほしいと要請を受けている。

 李副議長としてもこうした周囲の声を不快には思っていないようすだと、側近たちは伝える。ただ、李副議長本人は、第18代国会が召集されてから考えるべきで今は言及すべき立場ではないと、発言を控えている。

 李副議長は国会議員総選挙後、当選者・落選者まんべんなく会い激励・慰労するなど、水面下で活発な動きを見せている。ハンナラ党を離党した親朴槿恵(パク・クネ)派の党復帰問題や院構成、党大会問題など、党内懸案に対しては口を閉ざしているという。党幹部らとも相次ぎ会談していると伝えられるが、「国会職・党職に介入する立場にはない」と話すなど、国内政治とは距離を置いているようすだ。

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