【東京29日聯合】韓日合作演劇「焼肉ドラゴン」が17日から27日まで、東京・新国立劇場で上演された。千秋楽の客席を埋め尽くした観客は、幕が下りても1人も席を立たず、熱い拍手でカーテンコールを送った。
 日本高度成長期の1969~1971年、関西地方のあるガード下で商売を営む焼肉屋「焼肉ドラゴン」を描いたこの作品は、貧しくともたくましく生きていく在日韓国人家族の人生と哀歓を、四季の移り変わりとともに舞台の上につむぎ出す。韓日両国の俳優14人が韓国語と日本語を織り交ぜて熱演した。在日韓国人の人生という重い主題のためか、初日は空席が目立ったが、言語、国籍、世代を乗り越えた深い感動と笑いが話題となり、口コミで観客が増えていった。上演期間中盤以降は連日満員御礼の大盛況となり、千秋楽では、店主・龍吉役のシン・チョルジン、龍吉の妻、英順役のコ・スヒ、娘婿役の千葉哲也らが3度のカーテンコールに応えた。

コ・ス の最新ニュースまとめ

 この作品は、開館から20周年を迎えた芸術の殿堂と10周年を迎えた日本の新国立劇場が、2002年に上演した「その河をこえて、五月」に次いで取り組んだ2度目の共同プロジェクト。脚本は在日韓国人で作家の鄭義信(チョン・ウィシン)で、韓国の新鋭演出家、梁正雄(ヤン・ジョンウン)と共同演出した。来月20~25日には、ソウル・芸術の殿堂トウォル劇場で上演される。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0