【済州10日聯合】サムスングループの秘書室長、サムスン物産の代表理事会長などを歴任したハンナラ党の玄明官(ヒョン・ミョングァン)済州道党委員長が10日に記者会見し、自分名義のサムスン生命株は李健熙(イ・ゴンヒ)サムスングループ会長の所有株だと明らかにした。「昨年5月の統一地方選挙をはじめ、自分名義のサムスン生命株は実際に自分が保有していると何回にもわたり話してきたが、これは事実ではない」と打ち明けた。
 玄委員長名義となったサムスン生命株は額面5000ウォン(約5140円)、28万800株で、1988年からずっと借名で保有してきたという。玄委員長は、40年近くサムスングループに身を置いていたことから、グループを離れてからも義理と信義のためにそう主張するしかなかったと説明、「すべては自分の手落ちであり、法的が責任がないとしても道義的な責任を痛感する」と述べた。

 現時点で借名保有の事実を公表したことについては、国会議員総選挙前から事実を明らかにすべきと考えていたが、選挙に影響を及ぼす可能性を懸念し選挙後の公表を決めたと説明した。玄委員長は1か月ほど前、サムスン不正資金疑惑を捜査する特別検事チームに出頭しサムスン生命株の借名保有疑惑について調べを受けたが、その際にも自身が所有していると主張した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0