記者会見する劉国熙委員長=31日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見する劉国熙委員長=31日、ソウル(聯合ニュース)
◇福島視察団「科学技術的検討で意味ある進展」 分析加速へ 東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出計画を巡り、現地を視察した韓国の視察団が、政府ソウル庁舎で視察の結果を説明する記者会見を開いた。視察団の団長を務めた劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員長は「主要設備が設計通り現場に設置されていることを確認し、異常発生時に汚染水の放出を遮断するための手段も確認した」とし、「具体的な資料も手に入れ、科学技術的な検討において意味のある進展があった」と評価した。そのうえで「視察内容を基に、汚染水処理設備の性能が基準を満たしているかどうかを判断するための総合分析を加速させる」と述べた。◇ソウル市長 警戒警報巡る混乱を謝罪も「誤発令ではない」 北朝鮮が「軍事偵察衛星」を打ち上げたことを巡り、ソウル市が警戒警報を発令したものの行政安全部が誤発令だったと訂正したことについて、同市の呉世勲(オ・セフン)市長は記者会見を開き、「混乱を招いて申し訳ない」と謝罪しながらも「誤発令ではなかったと判断する」と述べた。◇北飛翔体の一部らしき物体を引き揚げ ロケット1・2段目連結部か 韓国軍は、北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げと称して発射した後で落下した飛翔体の一部と推定される浮遊物を朝鮮半島西側の黄海から引き揚げた。それ以外の残骸の捜索と引き揚げ作業も進めている。回収した浮遊物は円筒型で、軍はロケットの1段目と2段目をつなぐ部分とみている。これ以外の落下物も回収し、全般的な性能、外国製部品の使用有無、技術レベルなどを調べる予定だ。◇BTS事務所社員3人を送検 グループ活動休止発表前に株式売却 人気グループ、BTS(防弾少年団)などを擁する芸能事務所、HYBE(ハイブ)の社員3人が昨年、BTSのグループ活動休止発表前に未公開情報を利用して保有していた同社の株式を売却したとして、金融監督院の資本市場特別司法警察は3人を資本市場法違反の容疑で送検したと明らかにした。資本市場特別司法警察によると、3人はハイブのレーベルでアイドルグループ関連業務を担当しており、BTSがグループ活動を休止するとの情報を入手。公表前に保有していた株式を売却した。
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