韓国のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長は24日(現地時間)、米サンフランシスコで開かれた “北朝鮮IT人材活動遮断方案づくりのための官民シンポジウム”で「北朝鮮版ITゴールドラッシュは必ず失敗する。北朝鮮が、不法なIT活動を通じて一銭も稼げないようにしなければならない」とし「国際社会および民間分野など、われわれ皆が共に努力しなければならない」と伝えた。

韓国外交部(外務省)によると、米韓両国が共同で開催した今回の官民シンポジウムには、両政府の代表団を含め約20か国の政府や民間の関係者たち120余人と、30のIT企業たちが出席した。

キム本部長は歓迎の辞で「北朝鮮は暗号通貨の奪取およびIT人材を通じた資金確保に力を入れており、このため北朝鮮全域で人材を募集している」とし「北朝鮮はいかなる責任も持たないフリーランサーたちを政権次元で養成している温床地であり、不法なサイバー活動を通じて資金を稼ぐなど、北朝鮮版ゴールドラッシュが行なわれている」と語った。

つづけて「北朝鮮のIT人材の多くは、軍需工業部・国防省など国連安保理制裁対象の機関に所属しており、彼らの利益のほとんどは北朝鮮の不法な核・ミサイルプログラムの開発に使われている」とし「彼らは労働の許可なく海外で働き、滞在国の移民制度を混乱させるだけでなく、ボイスフィッシング・プログラムや盗み取った個人情報を犯罪組織に売るなど、公共の安全を脅かしている」と指摘した。

また「自国の管轄圏内に北朝鮮のIT人材が滞在していることがわかったなら、彼らを迅速に追放しなければならない」とし「北朝鮮のIT人材が使用している借名口座を遮断し、不法資金を凍結するため、官民パートナーシップを強化しなければならない」と語った。

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