8日、中国・丹東で北朝鮮に送る物資を下ろす作業員=(聯合ニュース)
8日、中国・丹東で北朝鮮に送る物資を下ろす作業員=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今年に入り、北朝鮮の対中貿易規模が新型コロナウイルス発生前の91%水準まで回復したことが24日、分かった。

 韓国の統一部が24日、国会統一外交委員会に提出した報告書によると、今年1~4月の北朝鮮と中国の貿易額は6億9000万ドル(約950億円)となり、2019年同期の91%となった。

 一方、新型コロナの感染拡大が落ち着き、北朝鮮が国際スポーツ大会に参加する可能性があるとして、関連動向を注視していると明らかにした。参加する可能性が高い大会としては、来年に開催される夏季五輪の出場資格獲得がかかる国際重量挙げ連盟主催の国際大会(6月9~19日、キューバ)とアジア大会(9月、中国・杭州)を挙げた。

 また、北朝鮮が新型コロナ対策で封鎖している国境を開放すれば、国際機関を通じた人道支援の再開を模索しており、南北関係や感染症動向などを踏まえ、必須医薬品や感染症予防事業など保健医療分野での協力を推進する方針を報告した。

 拉致被害者や複数の国民が北朝鮮に拘束されている問題などを巡り、日本と実務協議を行う計画も報告した。


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