拡大会議で握手を交わす韓国の尹大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領(共同取材)=21日、広島(聯合ニュース)
拡大会議で握手を交わす韓国の尹大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領(共同取材)=21日、広島(聯合ニュース)
【広島聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は21日、日本の広島で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の拡大会合で、ロシアのウクライナ侵攻について、「国際規範と法治に真っ向から違反する」と批判した。 尹大統領は「規範に基づいた国際秩序が回復されなければならない」として、「国際法に真っ向から違反した、力による現状変更の試みが目的を達成するという前例を残してはならない」と強調した。 北朝鮮の核・ミサイルの脅威についても、「国連安保理決議に真っ向から違反する」と批判。「北の政権が犯す人権蹂躙(じゅうりん)も反人道的な犯罪行為であり、国際社会がこれ以上目を背け、放置してはならない」と訴えた。また、「北の政権は利用可能なすべての経済資産を大量破壊兵器(WMD)に投じ、住民の苦境が放置され悪化している」とし、「大規模に海外の建設現場に投入される北の労働者は、政権の統治資金稼ぎに動員され、労働力を搾取されるもう一つの人権侵害」と指摘した。 そのうえで、「韓国はグローバル中枢国家を目指す国として、自由の価値と法治に基づいた国際秩序を強固にするため、G7と緊密に協力する」との姿勢を示した。
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