会談で握手を交わす韓国の尹大統領(右)とインドネシアのジョコ大統領(共同取材)=21日、広島(聯合ニュース)
会談で握手を交わす韓国の尹大統領(右)とインドネシアのジョコ大統領(共同取材)=21日、広島(聯合ニュース)
【広島聯合ニュース】先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するため、日本の広島市を訪問している韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は21日、同地でインドネシアのジョコ大統領と会談した。 韓国大統領室によると、尹大統領は「両国の協力事業がスピーディーに進展していることをうれしく思う」と歓迎。「未来産業発展の重要パートナーであるインドネシアとの協力を重視している」として、協力事業の円滑な推進や韓国企業への参加要請など可能な役割を果たす考えを示した。 ジョコ大統領は農業発展や電気自動車(EV)、情報通信、小型原子力発電設備などへの積極的な投資・協力を要請。インドネシア政府が推進している首都の移転事業に多くの韓国企業が参加することに期待を示した。 一方、尹大統領はアフリカの島国コモロのアザリ大統領とも会談した。同国はアフリカ連合(AU)の議長国としてG7サミットに招待された。 尹大統領は「インド洋のアフリカ諸国は(韓国の)インド太平洋戦略の重要なパートナー」とし、「アフリカとのパートナーシップが一層重要になっている」と述べた。また、来年初めて開催される韓国・アフリカ首脳会議にアザリ大統領を招待した。 これに対し、アザリ大統領は「食糧や製造業、気候変動対応などで韓国の支援を強く望む」と表明。2024~25年の韓国の国連安全保障理事会非常任理事国選出を支持するとして、「世界の平和のため韓国と共に進む」と述べた。 両首脳は海洋資源の持続可能な利用に向けた「ブルーエコノミー」協力や開発協力についても議論し、両国の友好関係を一層強化することで一致した。
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