米法務省、大韓航空のアシアナ買収を阻止するため訴訟検討…なぜ？

米政治専門メディア「ポリティコ」の18日（現地時間）の報道によると、米政府は大韓航空のアシアナ航空買収を阻止するため、訴訟を起こす案を検討しているという。

　ポリティコは米法務省が大韓航空のアシアナ航空買収を白紙化するために訴訟を検討中だと伝えた。

　米国が外国の航空会社間の合併を阻止しようとするのは今回が初めてで、大韓航空がアシアナ航空を買収する場合、米国と韓国間の旅客および貨物運送競争を阻害しかねないという理由からだ。

　訴訟が提起されれば、ジェットブルー航空とスピリット航空の合併を阻止するための訴訟と、ジェットブルーとアメリカン航空のパートナーシップに反対する訴訟に続き、航空分野の独占的慣行を防ぐためのバイデン政権の3度目の試みになるだろうとポリティコは付け加えた。

　ただし、実際に米政府が訴訟を提起するかどうかは最終決定されておらず、決定が差し迫っているわけではないと伝えられた。消息筋は「法務部が最終的に何の措置も取らない可能性もある」と話した。