少年院出所後にインターネットカフェで暴行・金品を奪った10代に実刑(画像提供:wowkorea)
少年院出所後にインターネットカフェで暴行・金品を奪った10代に実刑(画像提供:wowkorea)
少年院を出所してから間もないうちに、インターネットカフェでオーナーや従業員を暴行して金品を奪った10代に実刑が宣告された。

ウルサン(蔚山)地裁刑事合議11部は7日、強盗傷害の疑いなどで起訴された10代の少年Aに長期5年6か月もしくは短期4年の懲役刑を宣告したと明らかにした。

同じ容疑で起訴された少年Bには長期5年、短期3年の懲役刑を少年Cには懲役3年に執行猶予5年を宣告した。

少年Aらは昨年11月の早朝、蔚山のある成人インターネットカフェに客のふりをして入り、30代の男性オーナーの首を締め、顔を何度も殴った容疑で送致された。
事件当時、オーナーが逃げると、少年たちは彼を捕まえて連れ戻し、拳、足、膝などで暴行を加え金銭を出すよう脅迫した。これにオーナーは少年Aたち名義の口座に約400万ウォン(約40万円)を振り込んだ。

以後、彼らはオーナーを再び脅迫して現金100万ウォン(約10万円)と携帯電話を奪い、「警察に届ければ殺す」と顔を殴って逃走した。3人は共犯が準備していた車に乗り現場から逃走した。

Aらはここで犯行を止めず、蔚山の似たようなインターネットカフェ2か所でオーナーや従業員が1人の時を狙い殴ったり首を締めたりして脅迫し、現金31万5000ウォン(約3万2000円)、携帯電話、クレジットカードなどを奪った。被害者は脳震とうなどの被害を受けている。

調べによると、近所の先輩後輩であるAらは家出してから働きもせずに生活し、生活費やギャンブルの資金などを儲けようと、このような犯行に及んだとされている。

Aは他の共犯者と宝石店に押し入ってオーナーに暴行を加え、貴金属と現金など8000万ウォン(約820万円)相当を窃盗した容疑で起訴されたことがある。

裁判部は「Aはすでに特殊盗難、詐欺などで何度も少年法上の保護処分を受けたことがあり、犯行当時も少年院から一時出所して保護観察を受けていた。少年という理由で何度も善処を受けたのに社会秩序を軽視した」と判示した。
少年Bに対しては「少年院を出所したばかりで保護観察を受けていたが、再犯となった」とし「厳しく処罰して自分が犯した罪の深刻性を悟る必要がある」と判断した。
また「(Cは)過ちを悔い、被害者たちとも示談が成立しており、父がきちんと教育することを誓っているので、改善の機会を与える必要性がある」と明らかにした。
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