首脳会談で握手を交わす尹大統領(左)と岸田首相=(聯合ニュースTV)
首脳会談で握手を交わす尹大統領(左)と岸田首相=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室は31日、東京電力福島第1原発事故を受けて福島県など8県産の水産物の輸入を禁止していることを巡り、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は国民の健康と安全についてはいかなる妥協もしないという立場だ。最優先問題とみている」として、「福島産の水産物が国内に入ってくることはない」との立場を改めて明らかにした。

 韓国大統領室は30日にも「国民の健康と安全が最優先という政府の立場に変わりない」とし、「福島産水産物が国内に入ることは決してない」と表明していた。

 日本のメディアが今月の韓日首脳会談で福島産水産物の輸入規制の撤廃に関する議論が行われたと相次いで報じたことについて、撤廃はしないとくぎを刺した形だ。

 大統領室は福島原発の処理済み汚染水の海洋放出に関しても、「尹大統領は首脳会談期間中、日本側関係者と会談した席で、客観的かつ科学的な方法、国際基準に適合する検証、その過程に韓国の専門家が参加しなければならないという三つの条件を明確に示した」と強調した。


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