韓国野党、「1000ウォンの朝食」全大学への拡大を推進

韓国野党「共に民主党」は大学生を対象に1000ウォン（約103円）で朝食を提供する「1000ウォンの朝食」政策を全大学に拡大する普遍化作業に着手した。

キム・ミンシク政策委議長はきょう午前、党に所属する自治体長と広域基礎議員との緊急テレビ会議で、「現在約350校の大学があるが、今回政府が発表した事業拡大方針の通りにしても50校未満の学校しか参加できない。政府は該当予算を50億ウォン（約5億円）以上に果敢に増やすべき」と主張した。

民主党は中央政府と各大学の支援だけでは予算が足りないとし、大学が属する自治体で追加補正予算などを通じ追加で支援をしようという方案を講じるべきだと述べた。

現行の「1000ウォンの朝食」は学生が1000ウォン、政府が1000ウォンを支援し、残りの2000ウォンほどの金額は大学が負担している。

キム議長は会議を終え記者らと会い、「わが党に所属する自治体長らは追加補正予算の編成を通じ学生1人当たり1000ウォンを支援する方式を推進することにした」とし、「わが党に所属する広域・基礎議会もこの方針に共感した」と話した。

キム議長は、「ただ、自治体がこのような方式で参加するためには、中央政府と社会保障協議を経なければならない」とし、「障害物が生じないよう保健福祉部と協議する計画」と伝えた。

また、「中央政府の予算拡大問題については、きょう大統領室と国務総理室、企画財政部、保健福祉部、与党政策委員会などに意見を伝える」と明らかにした。