LG化学のシン・ハクチョル副会長(画像提供:wowkorea)
LG化学のシン・ハクチョル副会長(画像提供:wowkorea)
韓国の化学大手「LG化学」が、バッテリーとバッテリー材料、持続可能なソリューション、世界的な新薬を3大事業として示した。これらの分野に、2025年まで10兆ウォン(約1兆円)を投資し、2030年までに売上高を30兆ウォン(約3兆ウォン)にすることを目標としている。

同社の売上高は昨年、過去最大となる51兆9000億ウォン(約5兆2455億円)に達した。営業利益は3兆ウォン(約3032億1000万円)で、前年に比べ振るわなかった。ロシアのウクライナ侵攻による材料価格の高騰や、石油化学製品の需要悪化などが影響した。

同社のシン・ハクチョル副会長は新薬に関して「米国の医薬品会社、アヴェオ(Aveo)を買収することで、世界的な新薬会社となるための一歩を踏み出した。合併・買収(M&A)を成功させて米国での事業力を確保し、さらに新薬のパイプラインを拡大し続けて、革新的な新薬を保有する世界的な製薬会社になるため競争力を確保していく」と述べた。

また電池用材料分野では「優れた技術力と欧米の生産拠点の確保を基に、顧客を拡大していく」とした。持続可能なソリューションに関しては「工場の燃料を水素に転換するほか革新的技術を導入するなどして、2030年まで予想炭素排出量の40%程度となる660万トンの節減を目指し、約210に及ぶ課題を具体化している」と説明した。

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