13日、法曹界によると、最高裁3部は最近、殺人などの容疑で起訴されたキム某被告(33)に懲役25年を言い渡した原審を確定した。
キム被告は2021年11月、ソウル市ソチョ(瑞草)区のあるマンションで恋人だった被害者が別れを伝えると凶器で被害者の体を数回刺した後、マンションの19階ベランダから落として死亡させた容疑が持たれている。
検察の捜査過程では、キム被告の麻薬犯罪も発覚した。
1審は「20代に過ぎなかった被害者が命を失い、経験した身体的・精神的苦痛は計りしれないほど深かっただろう」と重刑を宣告した。
ただし、キム被告が今後不特定の人を相手に再犯するとは断定し難いとし、検察の位置追跡電子装置(電子足輪)装着命令請求は棄却された。
キム被告は心身微弱状態で犯行に及んだ点を斟酌(しんしゃく)してほしいと控訴したが、2審も「厳重な処罰を下さなければならない」として原審判決を維持した。
2審は「キム被告が長期間にわたって精神科の薬物治療を受けた点は認められるが、これにより犯行当時の行動統制能力が減ったとは言い難い」と判断した。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 83