<WBC>後がない韓国、日韓戦の先発投手は”日本キラー”キム・グァンヒョン(画像提供:wowkorea)
<WBC>後がない韓国、日韓戦の先発投手は”日本キラー”キム・グァンヒョン(画像提供:wowkorea)
「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の初戦=オーストラリア戦を落として後がなくなった韓国。2戦目となる”日韓戦”の先発投手は、”日本キラー”と呼ばれるキム・グァンヒョン(34)が予告された。

キム・グァンヒョン の最新ニュースまとめ

 キム・グァンヒョンは日本を相手にした試合で、良い記憶も悪い記憶もどちらも持ち合わせている。初めて出場した国際大会「2008北京オリンピック」で日本と2度対戦し、好投を見せた。予選ラウンドで5と1/3イニングを投げて1失点、準決勝では8イニングを投げて2失点を記録し、最終的に銀メダルを獲得した。ここで、”日本キラー”という呼び名を得たのだった。

 しかし、その後は日本代表の鋭い分析によって苦戦した。「2009WBC」日韓戦では制球が定まらず1と1/3イニングで8失点。直近の日韓戦「2018プレミア12」予選でも2と2/3イニングで2失点と悔しい結果だった。

 イ・ガンチョル監督は、日本に苦戦するキム・グァンヒョンの代わりにク・チャンモ(26)やイ・ウィリ(20)など若い左腕投手の先発起用を悩んでいたという。しかし、2人は大会直前の強化試合で制球が乱れていたこともあり、「やはりキム・グァンヒョンでいく」と決心した。

 初戦に勝利していれば、イ監督も負担なくク・チャンモやイ・ウィリら若手を起用することを考えられたが、後がない状況で任せられるのは「ベテラン投手」だった。

 キム・グァンヒョンにとっては、プレッシャーのかかる一戦になる。しかし、韓国野球が頼ることのできる投手は彼だけだ。それだけに、キム・グァンヒョンの肩にのしかかる重圧は計り知れない。

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