9日に遺体で発見された韓国野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表のキョンギド(京畿道)知事時代に初代秘書室長を務めたチョン某氏が、遺書に李代表の名前を記していたと伝えられた。

10日聯合ニュースによると、チョン氏が自宅に残したノート6ページ分の遺書には李代表の名前が記されているものの、どんな内容かはわかっていない。遺族は遺書の公開を望んでいないという。

チョン氏はきのう午後6時45分ごろ、ソンナム(城南)市の自宅で遺体で発見された。

チョン氏は李代表が城南市長だった時代に行政企画調整室長と秘書室長を務め、李代表が京畿道知事に当選してからは初代秘書室長を歴任した。

その後、京畿道住宅都市公社(GH)に移り、李代表の自宅隣のいわゆる「GH合宿所疑惑」が問題となった際には経営企画本部長を務めた。ただ、これと関連し捜査機関の調査を受けたことはないと伝えられた。

チョン氏はことし1月31日、イ・ファヨン元京畿道副知事の「サンバンウル・グループ」収賄事件の裁判でも言及された。

証人として出席したサンバンウルの関係者が、2019年5月にキム・ソンテ元会長の母親の葬儀に当時の李在明京畿道知事の代わりに弔問した人物としてチョン氏を挙げた。

また、チョン氏は「城南FC不法後援金疑惑」と関連し、検察が李代表に対し請求した拘束令状にも名前が挙がった。

チョン氏が城南市の行政企画局長だった2014年11月初めに「ネイバー」の関係者と会い、新社屋の敷地を買い入れられるようにする対価として城南FCに50億ウォン(約5億円)を後援してほしいという趣旨の李代表の意思を伝えたとされた。

これと関連し、遺族はチョン氏が昨年、「城南FC疑惑」で検察の調査を1度受けたと陳述したことがわかった。

李代表の周辺人物が自殺により死亡した事例はこれで5人目となる。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
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