握手する朴振氏(左)とグテレス氏(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
握手する朴振氏(左)とグテレス氏(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は1日(米東部時間)、米ニューヨークの国連本部でグテレス国連事務総長と会談し、朝鮮半島問題などを議論した。

 朴氏は会談後、国連本部で記者団に「グテレス事務総長は朝鮮半島の持続可能な平和達成に向けた韓国政府の努力を完全に支持していると述べた」と明らかにした。

 グテレス氏は「北朝鮮の核実験は地域と世界の平和に決定的な打撃をもたらす」として北朝鮮の核実験に深刻な憂慮を表明し、そうした憂慮を北朝鮮にも伝えていると言及したという。

 朴氏は会談で「韓国は国際社会の責任ある一員として世界市民の自由の保護と拡大、平和と繁栄のため国連と共に責任を果たす」と表明し、国連の平和維持・構築活動への寄与を拡大すると約束した。

 グテレス氏との会談に先立ち、朴氏は国連安全保障理事会の理事国の大使らを招いて昼食懇談会を開き、朝鮮半島問題について意見を交わした。

 懇談会には15理事国の大使の大半が出席し、朴氏は北朝鮮のミサイル挑発や核脅威がもたらす朝鮮半島情勢を説明するとともに、北朝鮮の挑発に安保理が団結して強力かつ断固とした対応措置を取るよう求めた。

 朴氏はワシントンで3日にブリンケン国務長官と韓米外相会談を開く。朴氏は会談について「グローバルな包括的戦略同盟へと新たに発展していく方向について議論する」と説明。韓米首脳会談の開催はまだ決まっていないとしながらも、「(今年は)同盟70周年に当たるため、意味のある歴史的な行事があると期待している」と述べた。


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