李鐘燮長官(右)とオースティン米国防長官(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
李鐘燮長官(右)とオースティン米国防長官(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官とオースティン米国防長官は31日、ソウルの国防部庁舎で会談し、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を抑制する拡大抑止の実行力を引き続き強化することで一致した。また、米戦略資産の適時かつ調整された展開が行われるよう緊密に協議し、韓米日3カ国の安全保障協力強化のため、早期に韓米日防衛実務者協議(DTT)を開催することでも合意した。 両氏の会談はこの8カ月間で4回目で、今回は韓米同盟締結70周年を記念して今年初めて開かれた。 両氏は会談後の記者会見で、北朝鮮のミサイル発射、無人機の韓国侵入など相次ぐ挑発行為と国連安保理決議違反を強く糾弾し、北朝鮮のいかなる挑発に対しても国際社会とともに断固として対応することを再確認した。また、今年の定例安保協議(SCM)までにオーダーメード型抑止戦略(TDS)の改定が完了するよう、実質的進展を図ることを決めた。 韓米は北朝鮮の核の脅威を抑制し、対応策に関する同盟間の議論を進めるため、2月中に韓米抑止戦略委員会(DSC)の図上演習(TTX)を実施する。 今年の韓米合同演習と訓練の規模や水準を拡大・強化するほか、合同野外機動訓練の規模と範囲を拡大し、大規模な合同火力訓練などを実施する。 この日の会談では、韓米日の安保協力をはじめとする地域の安保協力強化策も話し合われた。両氏は昨年11月にカンボジア・プノンペンで開催された韓米日首脳会談で合意した「ミサイル警報情報のリアルタイム共有」を推進するための具体的方策を発展させるとともに、近く行われる韓米日防衛実務者協議で議論を続けることで合意した。 「自由で開かれたインド太平洋」という共通認識に基づき、韓米両国のインド太平洋戦略の連携を強化し、東南アジアや太平洋の島しょ国との協力策を模索することでも一致した。  さらに、韓米同盟と朝鮮戦争休戦協定の締結70周年を迎え、地域と世界の安保に寄与するための協力を深めることを約束した。
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