韓国の朴振外相(右)は29日、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談した(画像提供:wowkorea)
韓国の朴振外相(右)は29日、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談した(画像提供:wowkorea)
韓国のパク・チン(朴振)外相は29日、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談し、朝鮮半島の平和のための協力強化を期待した。

韓国外交部(外務省)によると、パク外相とストルテンベルグ事務総長は「韓-NATO関係」「朝鮮半島問題」「地域情勢」などについて意見交換した。

パク外相は「複雑化した国際情勢の下、自由と民主・法治などの価値を共有する国家間の緊密な連帯が非常に重要だ」として、2006年に韓国とNATOがグローバルパートナーになって以降、国際社会が直面する主要懸案に対応するため韓国とNATOが協力してきた点を評価した。

つづけて「昨年6月、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領がNATO首脳会議に出席したのを機に駐NATO代表部が開設され、双方間のパートナーシップ深化のための制度的基盤が強化されたことで、NATOとの協力を強化していくことができるよう期待する」と伝えた。

またパク外相は、韓国政府が発表した独自の “インド・太平洋戦略”について紹介し「インド・太平洋地域の平和と繁栄のため、NATOを含め韓国と普遍的価値を共有するパートナーたちと協力していく」という意志を表明した。

つづけて「大胆な構想」など、朝鮮半島の持続可能な平和達成のための韓国政府の努力に対するNATO側の支持に謝意を表明し、これからも協力を強化していくことができるよう期待した。

ストルテンベルグ事務総長は、共通価値に基づいた「韓-NATOパートナーシップ」を深化させなければならないことに共感し「今回の訪韓を機に、一層努力していく」と伝えた。

つづけて「『北朝鮮の核・ミサイル脅威に対し、国際社会の団結した対応が緊要だ』ということに共感する」とし「北朝鮮の完全な非核化を通じて、朝鮮半島の持続可能な平和を達成するための韓国政府の努力を引き続き支持する」と語った。

またストルテンベルグ事務総長は「ことし4月に開催されるNATO外相会議に、パク外相を招請する予定だ」と明らかにした。

韓国外交部は「ストルテンベルグ事務総長の今回の訪韓は、韓国とNATO間のパートナーシップをより実質的な方向へと発展させていくきっかけになるものと評価する」と伝えた。

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