映画「今夜、世界からこの恋が消えても」=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
映画「今夜、世界からこの恋が消えても」=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】日本映画「今夜、世界からこの恋が消えても」が韓国で10~20代の女性を中心に高い人気を集めている。同作品は昨年11月30日に韓国で公開され、今月2日までに映画振興委員会の集計で約66万2000人を動員した。2000年代以降に封切られた日本の恋愛映画の中で最多の観客動員数を記録している。 韓国での公開当日に興行ランキング9位となり、公開5週目に入って以降も4位を維持している。 主な観客層は10代だ。韓国の複合映画館(シネコン)大手、CGVとロッテシネマによると、同作品のチケットを予約した観客のうち、10代が35%以上だった。20代はCGVで28.5%、ロッテシネマで29.0%となり、10代と20代を合わせると全体の約65%を占める。 観客の約7割が女性で、若い女性に圧倒的な支持を得ている。 同作品の輸入会社関係者は「若い観客層が理解しやすく、涙を誘うストーリー、三木孝浩監督特有の美しい映像が10~20代女性から人気を得ている」と語った。 米ハリウッドの大作「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の公開による効果も好調の主な原因の一つとみられる。映画評論家のオ・ドンジン氏は「一作が興行に成功すれば映画館を再び訪れる観客が多くなり、ほかの作品も人気を得る傾向がある」として、「重くなくて温かい雰囲気の『今夜、世界からこの恋が消えても』が年末年始の雰囲気と合致し、興行に弾みがついた」と説明。「アバターと競う新しい作品が登場するまでは今の流れが続くと思う」と分析した。
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