変電所を訪れた韓国電力公社の鄭升一社長(同公社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
変電所を訪れた韓国電力公社の鄭升一社長(同公社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国で寒波が続くなか、電力需要が連日で過去最高を更新している。

 韓国電力公社は、23日午前11時の時点で最大電力需要(1日のうちで電力使用量が最も多い瞬間の電力需要)が94.5ギガワットと夏冬を通じて過去最高を記録したと明らかにした。

 電力需要は22日に93.0ギガワットまで上がり過去最高となったが、23日はこれをさらに上回った。

 政府は当初、1月第3週に最大電力需要が90.4~94.0ギガワットでピークに達すると予測していた。だが12月に早くもピーク時の予測値を超える需要を記録し、電力需給ひっ迫の懸念が高まっている。

 韓国電力公社は「全国的な寒波で暖房用の電力需要が大きく伸び、全羅道や忠清道の大雪で太陽光発電量が急減したが、電力需給は安定的な状況を維持している」と説明している。

 同公社の鄭升一(チョン・スンイル)社長は23日、ソウル市内の変電所を訪れて電力設備の稼働状況を点検した。同公社は来年2月28日まで電力需給非常対策状況室を稼働させて対応に当たる。


Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40