「NOマスク」医療や福祉施設は対象外の方向 = 韓国(画像提供:wowkorea)
「NOマスク」医療や福祉施設は対象外の方向 = 韓国(画像提供:wowkorea)
疾病管理本部は、室内マスク着用義務を解除しても「高リスク群必須施設」は対象外にする方針を明らかにした。

 9日、新型コロナウイルス予防接種対応推進団のイム・ウルギ予防接種管理班長は、会見を開き「中央災害安全対策本部では今後、室内マスク着用義務を自主的な着用の推奨に切り替え、一部の必須施設は対象外とする方向で調整していくこととし、本日その推進案について議論した」と発表した。

 疾病管理本部は、高リスク群が多く利用する必須施設として、医療機関、社会福祉施設、公共交通機関、学校などについて海外事例を研究している。

 調整のタイミングについては、新型コロナウイルス患者及び重症・死亡者の傾向と感染症対策対応能力などを考慮する必要性について議論された。イム班長は「指標水準を個別に設定するよりはリスク水準を総合的に判断できる案を講じることにした」と述べた。

 これに先立ち、ハン・ドクス首相は中央災害安全対策本部会議での冒頭の発言で「(室内マスク着用義務解除は)感染者、重症者と死亡者の傾向などを考慮する計画である」と説明し、2価ワクチンの接種率がマスク着用義務解除の開始を早める重要な条件だと強調した。

 疾病管理本部は、これらを基本的な方向性とし、15日と26日に専門家の公開討論会及び国家感染症リスク対応諮問委員会などの意見を汲み取り調整案を具体化する予定だ。最終決定したマスク着用義務解除の調整ロードマップは、年内の中央災害安全対策本部議論を経て発表される。

 一方、疾病管理本部は冬季のワクチンの追加接種対象を従来の18歳以上から12歳以上に変更した。イム班長は、接種年齢を引き下げた理由として「冬季再流行が始まった10月中旬以降、10代の新型コロナウイルス感染者が増加し続けており、青少年の再感染事例の割合は17.6%で平均の13%を上回っているため」と言及した。青少年の人口対比ワクチン接種率は、2回目の接種が66.5%、3回目の接種が11.5%だ。

 ワクチン接種は、国内で12歳以上として許可されたファイザーBA.1及びBA.4/5基盤の2価ワクチンを活用する。ノバマックスワクチンについては、メッセンジャーリボ核酸(mRNA)ワクチン接種が困難な場合に活用される予定だ。

 ワクチンを2回以上接種完了した12~17歳を対象とする。疾病管理本部は、慢性的な疾患、糖尿病、肥満、免疫抑制剤の服用者など、高リスク群にはワクチンの追加接種を積極的に推奨する。接種間隔は、現在実施している冬季接種と同様に、最後の接種日から3か月後である。12日から事前予約と当日接種が可能で、19日から予約を開始する。
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