新規感染者「6万人台」…金曜日発表値基準で「13週ぶりの最大値」＝韓国

韓国では、新型コロナウイルスによる新規感染者が「6万人台」を記録し、金曜日の発表値としては13週ぶりの最大値である。

中央防疫対策本部は「9日の午前0時基準で、一日の新規感染者が6万2734人発生した」と明らかにした。これは、前日の発表値よりも2519人減少したが1週間前より9747人増加した数値である。金曜日の発表値としては、9月9日（6万9361人）以降13週ぶりの最大値である。

重症患者は前日より7人多い442人で21日間連続「400人台」を記録し、重症患者の病床稼働率は前日の午後5時基準で33.1%を記録した。また、新たな死者は67人発生した。

韓国政府は防疫状況を客観的に評価する指標と基準を立て、これを満たした時点で室内マスクの着用義務を勧告または自律着用へと転換する方針である。

ハン・ドクス（韓悳洙）首相はこの日、政府ソウル庁舎で新型コロナ中央災難安全対策本部会議を開き「感染者・重症者・死者の流れなどを考慮する計画だ」とし「国民の生命と安全を防疫政策の最優先目標とすることは変わらない原則だ」と強調した。ハン首相は今月6日に「来年1月末の室内マスク着用義務解除」の可能性を示唆している。

ただハン首相は「新型コロナの脅威はまだ完全に終わったわけではない」とし「当初の予想より流行規模は小さいが、増減を繰り返し増加の勢いが続く可能性も排除できない」と説明した。