山東省が一番最初に「到着後検査」の廃止を通知した。同省は4日、長距離バスターミナル、高速鉄道ターミナル、客船ターミナル、高速道路の入口などで山東省に入る人全員に対し行っていたPCR検査をなくすと明かした。希望者に対しては検査を行うという。
その後浙江(せっこう)省杭州(こうしゅう)市、寧波(ニンポー)市、貴州(きしゅう)省、海南(かいなん)省なども相次いで同様の措置を取ると発表した。
こうした省(市)を跨いでの移動規制の緩和により、旅行会社のサイトでは飛行機の国内線チケットの予約数が大幅に増加しているという。
しかし、いまだ「到着後検査」を義務づけている都市も多い。上海市などは「到着後5日間はレストランやショッピングモール、娯楽施設など公共の場所への出入りを禁止する」としており、しばらくは市外からの訪問者に対し厳格な防疫措置の実施を継続するとした。
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