3日、サッカー韓国代表チームの「2022カタールワールドカップ」グループリーグ最終戦。「レッドデビルズ」の応援戦たけなわのクァンファムン(光化門)広場付近にはこの日も10を超える露天商の姿があった。太極旗(韓国の国旗)や赤い電球が入った角のついた鉢巻き、寒さをしのぐための毛布などを並べて売っていた。1万人を超える応援客が押し寄せ、特に「客引き」行為をしなくても多数の客が集まった。露天商を営むAさんは「2日の午後6時から出て来て売っている」と話し、「今日はいくつ売ったのか分からないほど忙しい」と語った。試合開始時間が近づくにつれ、お客さんもAさんも忙しくなった。Aさんは鉢巻き3000ウォン(約310円)、毛布1万ウォン(約1030円)など価格を伝えながら、現金の代わりにネット決済で代金を支払おうとする客の計算を懸命に手伝った。
60代の露天商のキムさんは「買おうとするお客さんは多いけれど、区役所の人と警察が露天の出店を規制しているので、実は逃げ回りながら売っている」と語り、「こそこそと場所を移しながら売るしかない」と話した。またキムさんは「私たちも食べていかねばならない。どうか露天商を厳しく規制しないでほしい」と語りながら、「今日必ず韓国が勝ってほしい」と応援した。
広場を埋め尽くした応援客の多くは太極旗や赤い棒などの応援道具を持っていた。ある露天商で赤い角の鉢巻きを買った20代のパクさんは「気分を盛り上げようと思って買った」と話し、「こんな時でなければ鉢巻きなんてすることがないから面白い」と笑顔で語った。また「これを頭に巻いた姿を写真に撮って思い出を残す」と語り、「もし韓国が負けたとしても4年後にまた試合があるが、今日必ず勝ってまた広場に来たい」と話した。
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