検察、韓国チョ・グク元法相に懲役5年を求刑=子供の入試不正及び監察もみ消しなどの疑い(画像提供:wowkorea)
検察、韓国チョ・グク元法相に懲役5年を求刑=子供の入試不正及び監察もみ消しなどの疑い(画像提供:wowkorea)
韓国検察が子供の入試不正及び監察もみ消しなどの疑いで起訴されたチョ・グク前法務部(
法務省に相当)長官に懲役5年を宣告してほしいと裁判所に要請した。

 検察は2日、ソウル中央地裁の審理で開かれた結審公判で、懲役5年と罰金1200万ウォン(約124万円)に追徴金600万ウォンを言い渡した。

 検察は「裁判が終わる時点で残念なのは、被告人が明白な事実さえ認めないということ」とし「今回の裁判を通じて裁判所で真実が何なのか、常識に符合する判断が何なのかを明らかにしてくれると信じる」と強調した。また「法治主義は奥深い理論ではありません」として「過ちを犯せば誰でも処罰されるという平凡で当然な常識が実現される時、法治主義は正しく立つことができる。このような常識が守られるよう宣告してほしい」と要請した。

 チョ元長官は子供の入試不正及び娘の奨学金不正授受疑惑などで2019年12月末裁判に付された。当時、検察は賄賂(わいろ)授受、偽造公文書行使、証拠隠滅教唆(きょうさ)など計11の容疑を適用して起訴した。その後、チョ前長官が青瓦台(大統領府)民政首席在職当時、ユ・ジェス前釜山市経済副市長の監察を揉み消した疑惑で翌年1月に追加起訴された。

 これを前に検察は子供の入試不正容疑と関連し、チョ元長官と共に起訴されたチョン・ギョンシム元東洋大学教授には懲役2年を求刑した。

 チョ元長官の場合、ユ・ジェス元釜山市経済副市長の監察もみ消し容疑が量刑を左右するものと分析される。先立って、大法院(最高裁)はチョン元教授の子供の入試不正疑惑に対して有罪を確定したが、裁判所がチョ元長官を共犯と認めた部分があるという点で、チョ元長官としては不利な状況だ。

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