駐韓米軍に宇宙軍司令部新設..北ICBM挑発監視・けん制(画像提供:wowkorea)
駐韓米軍に宇宙軍司令部新設..北ICBM挑発監視・けん制(画像提供:wowkorea)
米国宇宙軍司令部が、在韓米軍(USFK)にも子部隊を創設する。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)挑発などに積極的に対応し、米国に最大の脅威となる中国とロシアをけん制するという意図で解釈される。

26日、米インド太平洋司令部は11月23日、インド太平洋司令部宇宙軍司令部隊創設のニュースを伝え、米中部司令部と在韓米軍それぞれに宇宙軍構成軍司令部設立計画を今年提出し、樹立する予定だと明らかにした。

駐韓米宇宙軍(USSF)は、年末まで編制を備えると伝えられた。駐韓米宇宙軍は、米国宇宙軍とインド太平洋宇宙軍構成軍司令部とC4I体系に連結し、北朝鮮のICBMなど核とミサイル情報をリアルタイムで共有するものと見られる。駐韓米宇宙軍は、米本土を除く2番目の宇宙軍組織になる見通しだ。

インド太平洋司令部は「インド太平洋司令部に宇宙軍構成軍司令部を創設することは、他の戦闘司令部にも宇宙軍司令部の能力を提供するという計画」と説明した。

米軍は最近発表した国家安全保障戦略(NSS)など戦略文書で、全領域統合抑制を実現するために、インド太平洋司令部だけでなく戦闘司令部に宇宙軍を設置する計画を推進している。

実際、米宇宙軍司令部は22日(ハワイ現地時間)、インド太平洋司令部の隷下にも構成軍司令部を編成する記念式を開催した。宇宙作戦責任者に任命されたチャンス・サルツマン中将は「宇宙軍司令部を連合部隊に編成する重要な段階」とし「多様な戦争領域の特性上、宇宙軍は必ず連合チームに統合されなければならない」と強調した。

米宇宙軍は2019年12月空軍から独立し、ミサイル警報システム、宇宙監視網、軍事衛星制御網、衛星航法装置(GPS)などの運用を引き受ける。米国本土を除く地域司令部に、宇宙軍子部隊が創設されるのは、インド太平洋司令部が初めてだ。

宇宙軍部隊創設は、米国が最大の脅威とみなしている中国とロシアを牽制するという意図として分析される。駐韓米軍と中東地域を担当する中部司令部にも宇宙軍子部隊が創設されると、北朝鮮やロシアなどの核・ミサイル保有国のミサイル挑発を検知し、迎撃できる資産・能力がさらに高まると予測される。

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