ドナルド・トランプ前米大統領は15日(現地時間)「2024年の米大統領選出馬」を公式に宣言した。これで、2016年と2020年につづき3回目の大統領選となる。

トランプ前大統領はこの日の午後9時、フロリダの自宅で演説を行ない「米国を再び偉大にし栄光あるものとするため、今夜私は米国大統領選への立候補を発表する」と明らかにした。つづけて「2年前われわれは偉大な国であった。まもなくわれわれは再び偉大な国家になるだろう」と訴えた。

トランプ前大統領が大統領選出馬を公式に発表したことで、次期共和党大統領候補の座をとりまく党内の候補者間の競争も本格化するものとみられる。

ただ、トランプ前大統領の大統領選への挑戦に対する世論はかなりよくない。すでに党内では、中間選挙で共和党が期待ほど善戦できなかった責任がトランプ前大統領に向けられていて「次期大統領選のためには新たな人物が必要だ」という声が高まっている。

さらにメディアにおいても、保守とリベラルを問わず同じような見方をしている。米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は社説で「(トランプ氏の出馬により)共和党よりも民主党が喜んでいるのは皮肉だ」とし「最も容易に勝つことのできる候補者とみなされている」と評価した。またワシントンポスト(WP)は「もしトランプ前大統領が出馬すれば、敗北するだろう」と報道した。

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