農心の麺製品(画像提供:wowkorea)
農心の麺製品(画像提供:wowkorea)
韓国のSK証券はノンシム(農心)に対し「米国経済の鈍化局面でラーメンの成長および市場シェア拡大を証明することが今後の株価推移を左右すると判断できる」と強調した。

SK証券のパク・チャンソル研究員は最近の報告書を通じて「今年第3四半期(7~9月)のラーメンやスナックなどの価格値上げでマージン率が第2四半期(4~6月)比で改善されるものと見る。来年第1四半期(1~3月)までマージン率圧迫が続くだろうが、以降は回復するだろう。米国第2工場の稼働率が上がり、実績成長モメンタムが現れるだろう」とこのように明らかにした。投資意見は‘買収’、目標株価は38万ウォン(約3万9393円)を維持した。

第3四半期の農心連結売上高は前年同期より19.3%増えた8032億ウォン(約832億6533万円)、営業利益は37.6%減った182億ウォン(約18億8674万円)と推定した。

パク研究院は「国内のラーメンやスナックは価格値上げ効果で前年同期比それぞれ13.9%、15.8%成長が予想される。原材料関連の不確実性が残ってはいるものの、今年の小麦とパーム油など、原材料推移を勘案すると第2四半期を底に利益率は回復する傾向を見せるだろう」と述べた。

続いて「米国の場合、第2工場稼働率が上昇し、これまでに予想した年間売上額700億ウォン(約72億5669万円)を上回る実績を達成する可能性が高くなった。5月の価格値上げで米国の営業利益率も2%台で防御し、下半期に改善される流れを期待する」と明らかにした。

パク研究員は「原材料費と物流およびユーティリティ費用の上昇が第3四半期も続き、まだ値上げが進行されていない海外法人製品価格値上げの可能性がさらに高まっているという判断である」と付け加えた。

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